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侍ジャパン

【インタビュー】日本ハムファイターズ・中田翔、2017年シーズンの始動(後編)


プロ野球の北海道日本ハムファイターズで4番を打つ中田翔選手。野球日本代表・侍ジャパンでも大役を任され、チームやファンの期待に応えてきた。

昨シーズンはパ・リーグ制覇と日本一を経験。さらなる飛躍に向けて2016年12月上旬から自主トレーニングを開始した。パーソナル・トレーナーのケビン山崎氏の指導を受けるため、トータル・ワークアウト六本木店で筋肉を動かす。

自主トレーニング初日に行ったインタビュー。後編では中田選手に家族やチームについて聞いた。(聞き手はCYCLE編集部・五味渕秀行)

●【インタビュー】日本ハムファイターズ・中田翔、2017年シーズンの始動(前編)

中田翔選手(北海道日本ハムファイターズ)
■家族と過ごす時間

—:オフシーズンは家族と過ごす時間が増えますが、楽しみは何ですか?

中田:それは子どもとの時間でしょうね。ストレス発散にもなりますし、癒されますからね。やっぱりシーズン中を通してみたら子どもに対する時間を作ってあげることはなかなかできないので。

オフの日は、なるべく外に連れていったりとかね。家族みんなで出かけたりしますけど。それでも普通の一般家庭のみなさんに比べたら、子どもに対しての愛情だったり、時間というのは、本当にかわいそうですけどどうしても少ない。

1年を通して半分家に居れればいい方なので。そういうのもあるので、子どもとの時間というのはすごく大事にしたいですね。

—:どんなことして遊んでます?

中田:まだ上が3歳で、下が7~8カ月なので。下はぬいぐるみを渡しておけば遊べるのでね。上の子はお絵描きであったり本読んだりとかしてます。

—:あと何年か経ったら野球にも興味を持ちそうですね。

中田:(自分と奥さんの)ふたりとも子どもに知恵が付くまでというか、野球に対して、パパが野球選手だっていう理解を得るまでね、バリバリ現役でやってたいなというひとつの夢がある。それまでは、はいつくばってでも頑張りたいなと思いますけどね。

—:女の子がふたりですよね。男の子だったら一緒にキャッチボールとかもできたと思いますが…。

中田:女の子なんでね。そういう夢はもちろんありましたけど…。女の子なので取り損なって顔にボールが当たったりしたら困るので、キャッチボールは止めておきます。

ケビン山崎氏(左)の指導でトレーニングをする中田翔選手
—:中田選手の子どものころの夢は動物園の飼育員だったそうですね。

中田:そうですね、小さいころから動物は好きでしたね。

—:動物は一番何が好きですか?

中田:何?(ちょっと考えて)…いや、でもほんと生き物は何でもでした、虫以外はね(笑)。

爬虫類とかでも好きでしたし、カメだったりイグアナだったり。中学生のときにいろいろ飼っていましたね。何でも好きですね、はい。

■チームについて

—:陽岱鋼外野手がFAで移籍(2016年12月14日に巨人入りが発表)。2017年のチームには変化も生まれそうですね。

中田:どうなんですかね。今年優勝して日本一になってるから余計に面白みがあるというか、楽しみではもちろんありますけど。正直ね、岱さんの(抜けた)穴っていうのは大きいです。

その穴を若い子たちが一緒にね、みんなで協力して埋めてくれると思う。だから今年以上に来年はレギュラー争いも激しくなってくると思うし、外野を誰が守るかまだわからないですけど、みんなで切磋琢磨してレギュラーを奪い合って。

チームメートでも最終的にフィールドに立てるのは9人ですから、死に物狂いでレギュラーを獲りにいかないといけないと思っているので。チーム全体がそういう風な雰囲気になればね、今年とまた違ったファイターズをみなさんに見せることができるんじゃないかなと思ってます。

—:毎年、中田さんが頑張った若手選手にご褒美を贈る『中田賞』がありますが、2016年はどうでしたか?

中田:3、4名じゃないですか、クリアしているのは。あとはみんなクリアできなかったんじゃないですかね。

—:中田選手は侍ジャパンでも4番を任されていますが、プレッシャーは?日本ハムファイターズとはまた違いますか?

中田:プレッシャーはもう当たり前ですけど、ありますよ。プレッシャーかかりますし、シーズンと違ったプレッシャーがね。独特な雰囲気のなかで、何万人も観てるなかでグラウンドに立つのはね、それはシーズンとは違った緊張感がありますね。

侍ジャパンの中田翔選手 参考画像(c) Getty Images
■2017年も自然体でプレー

—:2017年、狙いたいタイトルはありますか?

中田:いや、もうないですね、それは。シーズン通して終わってみて、わかることなのでね。僕がタイトルを獲って、チームが最下位なんて正直素直に喜べないですから。

いい結果を収めてね、それでその後にオマケとしてタイトルが付いてくれば、嬉しいことであると思うので。毎年そうですけど、(ホームランを)何十本以上とか何割以上とか決めるのは僕は好きではないので、シーズン終わってから知るんじゃないですかね。

—:2017年シーズンへの意気込みをお願いします。

中田:今年(2016年)チームとして日本一になっているので、周りの期待であったり、そういうものがどうしても自然とね、放っておいても自然と高まってくると思う。選手一人ひとりがそこはヘンな風にとらえずにね。自然体にやれば、ウチらしい野球ができれば、上位に立てるというのはみんな自信を持っている。

ヘンに考えすぎずに、そのなかでひとつになれれば。もちろんファンのみなさんも一緒ですけど。そして選手全員がひとつになれれば、またいい結果が残るんじゃないかなと思っています。

●中田翔(なかた しょう)
1989年4月22日生まれ、広島市出身。大阪桐蔭高校卒業後、ドラフト1位指名で2008年に北海道日本ハムファイターズへ入団。背番号は「6」。183センチ、100キロ。右投げ、右打ち。2014年と2016年にパ・リーグ最多打点者賞を獲得。

●トレーニングで中田翔選手の着用していたウエア
・ナイキ プロ ハイパーウォーム エアロロフト ロングスリーブ トップ
 サイズ:S, M, L, XL, 2XL 価格: 1万6200 円(税込み)
・ナイキ プロ ハイパーウォーム エアロロフト タイツ
 サイズ:S, M, L, XL, 2XL 価格: 1万2960円(税込み)
・ナイキDRI-FIT トレーニングフリースショート
 サイズ:S, M, L, XL, 2XL 価格: 7020円(税込み)
・ナイキDRI-FIT ショートスリーブ トレーニング トップ
 サイズ:S, M, L, XL, 2XL 価格: 9720円(税込み)
・ナイキ メトコン 2
 サイズ:24-31,32,33cm 価格: 1万5120円(税込み)

取材協力:ナイキジャパン

【インタビュー】日本ハムファイターズ・中田翔、2017年シーズンの始動(後編)
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侍ジャパンの中田翔 参考画像(2016年11月10日)
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