- プロ野球
2018.10.08 21:50
引退試合で2年ぶりのヒット&猛打賞!千葉ロッテ・岡田が有終の美を飾る!
千葉ロッテの岡田幸文が8日の福岡ソフトバンク戦で引退試合に臨み、5打数3安打と猛打賞をマークして、10年間のプロ生活を締めくくった。
育成から這い上がり不動のレギュラーを獲得するまでに成長した岡田。昨シーズンから打撃不調に陥りスタメン出場が激減、1シーズンで1本のヒットも記録できず、40打席33打数無安打という不名誉な記録を作ってしまった。今シーズンも開幕1軍入りは果たすも打撃不調は続き、守備固めの出場が多くなった。そして7月下旬には2軍に降格。その後1軍に呼ばれることなく、9月25日に現役引退を発表した。
現役最後の試合となったこの日は、「1番・センター」でスタメン出場。第1、第2打席ともにヒットは生まれず、自身の連続無安打記録を59打席に伸ばしてしまう。そして迎えた5回裏の第3打席。岡田は初球のストレートをレフト前に運び、60打席ぶりの安打を記録した。続く第4、第5打席でもヒットを放った岡田は、この日猛打賞をマーク。さらに、9回裏には盗塁も決めて自慢の俊足も見せつけてくれた。
試合後、セレモニーで挨拶した岡田は、「ホームランを打ったことはありません。なのに10年間もできました。今日でユニホームを脱ぎます。マリーンズはまだまだ強くなります。これからもマリーンズをよろしくお願いします」とコメントを残した。プロ初打席から通算2501打席でホームランは打てなかったものの、最後にバッティングで意地を見せてくれた岡田の姿に勇気をもらったファンは多いはずだ。