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9月4度目の猛打賞!埼玉西武・秋山が4安打大暴れ!「マジック0になるまで油断できません」

ロッテ―西武23  6回西武2死、秋山が右越えに本塁打を放つ=ZOZOマリン【写真提供:共同通信社】


 埼玉西武の秋山翔吾が、21日の千葉ロッテ戦で4安打1打点の活躍で、チームの7連勝に大きく貢献した。

 7月、8月の夏場にやや打撃を崩したものの、9月にはしっかりと盛り返しリーグ2位の打率を残している秋山。自身初の2年連続3割をほぼ射程に収めるだけでなく、2年連続3度目の最多安打のタイトルにも近づいている。この日は、雨に加えて風も強いという最悪のコンディション。そんな中でもこの男のバットがしめることはなかった。

 第1打席で先制点につながるセンター前ヒットを放つと、続く2回の第2打席では、チャンスを広げるライト前ヒット。6回の第4打席では、2死ランナーなしの場面で高めに甘く入ったフォークをライトスタンド中段へ運ぶ第21号ソロでダメ押し点を奪った。さらに、9回の第5打席では、左中間を深々と破るスリーベースを放ち、5月24日以来、今季3度目の1試合4安打をマーク。チームもリードオフマンの勢いに引っ張られ7試合連続の2ケタ安打で勝利し、優勝マジックを8に減らした。

 ヒーロインタビューで秋山は「いつ中断になってもいいように、先に点を取るっていうのはみんなで言っていたので、最初、ホームに帰ってこれてよかった」と、3点を奪った初回の攻撃を振り返った。10年ぶりの優勝へラストスパートに入っているが、「マジックが0になるまで油断できません」と気を引き締めた秋山。日本球界を代表するヒットメーカーは、胴上げの瞬間まで今の勢いを止めることなく突き進むはずだ。