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プロ野球

再び1.5ゲーム差!中日・福田が貴重な3ラン!残り9試合「全部勝つつもり」

 

巨人―中日25  6回中日2死一、二塁、福田が左中間に3ランを放つ=東京ドーム【写真提供:共同通信社】ƒ€


 中日の福田永将が3位争いの直接対決で、勝利を決定づける3ラン本塁打を放った。

 敵地東京ドームでの読売巨人戦。ガルシアとメルセデスの両先発左腕が好投し、両チーム得点無しで迎えた6回、中日がビシエドのタイムリーで1点を先制。さらに2死1、2塁のチャンスで、「先制点が取れて、いい形で打席に入れた」という福田が左中間スタンドにライナーで突き刺さる3ラン本塁打を放った。福田は「まさか入るとは思わなかったが、入ってよかった」と一発を振り返ったが、外寄りに甘く入ったスライダーを完璧にとらえた一打だった。

 投げては、5回まで読売巨人打線を2安打に抑えるなど、7回1失点と安定した投球を見せたガルシアが13勝をマークした。福田は「シーズン序盤からガルシアにはすごく助けてもらっているので、先に点を取って、いい形で(試合を)運べてよかった」と、来日1年目からエース格の働きを見せているキューバ人左腕をねぎらった。

 ドーム球場を本拠地とする両チームは、他のチームに比べて試合数の消化が早い。3位巨人から6位阪神までの差が1.5ゲームと熾烈な争いとなっているが、福田の本塁打は、残り10試合で一歩リードする読売巨人との今季最終戦を勝利に導く貴重な一発となった。「まだまだ離されないように食らいついていきたい」と最後まで諦めない姿勢を見せた福田は、残り9試合を「全部勝つつもりでいきたい」と意気込みを見せた。