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2018.09.17 15:03
立大が終盤に突き放して東大に2連勝!1年生左腕・川端健が秋1勝目!【東京六大学野球-立教大vs東京大2回戦】
立大が7対1で東大に連日の逆転勝利で勝ち点獲得。1年生左腕・川端健斗(1年・秀岳館)が7回1失点で秋1勝目をマークした。
昨夏の甲子園、その後のU-18W杯に出場し、今春には2勝を挙げた川端健。秋初登板となったこの日は、初回、東大の1番・笠原健吾(2年・湘南)のヒットから1死3塁とされて3番・辻居新平(3年・栄光学園)にしぶとくセンター前に運ばれて1失点と立ち上がりに苦しんだ。しかし、「1点だけに防げたので最低限のことはできたかなと思う」と2回以降は立ち直り、気温が上昇する中でも落ち着いて要所を抑えるピッチングを披露し、味方の反撃を待った。
その立大打線。前日は7回まで1得点と苦しんだが、この日は3回表に2番・松﨑健造(4年・横浜)の3塁打の後に3番・飯迫恵士(4年・神戸国際大附)の犠牲フライで同点に追い付くと、5回表には松﨑、飯迫の連打から2死満塁として、6番・藤野隼大(3年・川越東)のタイムリー内野安打で勝ち越しに成功。こうなると試合は一気に立大ペースとなり、6回表に飯迫の犠牲フライで1点を奪うと、7回表には8番・笠井皓介(3年・桐蔭学園)が「真っ直ぐ狙い。甘い球が来た」と右中間へタイムリー3塁打を放つなどして3得点。溝口智成監督は「前半が重苦しい」と課題を挙げたが、8回にも1点を加えて終わってみれば計15安打で7得点。先発の川端健は「尻上がりに投げられたし、自分のテンポを掴むことができた」と7回100球を投げて7安打1失点で秋初戦白星スタートを切った。
敗れた東大は、前日の試合でリリーフ登板した有坂望(4年・城北)が先発して6回2/3を11安打6失点。打線は初回に1点を先制したが、直後の1死満塁の好機を併殺打で逸すると、2回以降も走者を出しながらもあとが続かずにゼロ行進。最後は力負けする形で開幕4連敗となった。
■立教大vs東京大2回戦
立教大 001 011 310=7
東京大 100 000 000=1
【立】〇川端健、江口-藤野
【東】●有坂、小林大-三鍋
◎立教大・溝口智成監督
「前半が重苦しいですね。贅沢を言ってはいけませんけど、前半戦で主導権を奪えると、もっと楽になんでしょうけど…、毎回ヒットですからね。出すべきところで1本出さないといけないと思う。ただ、1、2、3番の4年生トリオがまずまずの働きをしている。ピッチャー陣は昨日2点、今日1点ですが、もうちょっとですかね…。(川端健は)元々コントロールが良い方ではないですけど、もう少しビシッと、ランナーを出さない会を増やさないといけない。ランナーを出し過ぎると攻撃のリズムも悪くなりますからね」
◎立教大・川端健斗(1年・秀岳館)
「入りを大事にしようと思ったんですけど、少し甘く行き過ぎた。ちょっと焦りはあったんですけど、1点だけに防げたので最低限のことはできたかなと思います。カットボールの曲がりが悪かったんですけど、藤野さんと話をして配球も変えていった。尻上がりに投げられたし、自分のテンポを掴むことができた。まだ初戦なので、ここから上げて行けばいいと思います。春は何も考えずに投げていたけど、春が終わってからは自分の役割も分かってきた中で、チームのために何をしないといけないかを考えています」
◎立教大・飯迫恵士(4年・神戸国際大附)
「(2安打2打点、同点の犠牲フライは)チームに流れを持ってくることができた。どうしても1点が欲しい場面だったので外野に飛ばすことだけを意識した。調子のいい選手が多いので、調子を落とさずに次の法政戦に向かいたい」