- 大学野球
2018.09.09 19:41
1年生・森田晃介が初登板初勝利で慶大が東大に連勝。3連覇へ好発進【東京六大学野球】
9月9日、東京六大学野球秋季リーグの第1週2日目が行われ、第2試合では慶大が東大に10対4で連勝して勝ち点を獲得。3連覇に向けて好発進した。
故障者が相次ぐ慶大投手陣の中で、フレッシュリーグやサマーリーグ(8月・新潟)での投球を買われて、公式戦初登板にして初先発を任された右腕・森田晃介投手(1年・慶應義塾)が持ち味のテンポの良さを生かした。
初回、2回と三者凡退に抑えると、先制点をもらった3回には際どい判定でボークを取られ、すぐさま追いつかれたが、気落ちすることなく以降を無失点でしのいだ。バッテリーを組む郡司裕也捕手(3年・仙台育英)からは「(ストレートの球速が)140km/h以下になったら降板だぞ」と声をかけられ、ペース配分や細かなコントロールなどを考えずに思いきり良く投げられたといい、5回を69球3安打無四球1失点にまとめた。
すると打線は6回に火がついた。柳町達外野手(3年・慶應義塾)のタイムリーなどで一挙6得点を挙げて勝ち越し。森田から代わった津留崎大成投手(3年・慶應義塾)が6回、春より格段に力を増した東大打線に3点を失いこそしたが、後続の投手陣が無失点に抑えるなど、慶大が快勝で開幕カードを締めた。
★慶應義塾大vs東京大2回戦
慶大 001006102=10
東大 001003000=4
【慶】○森田晃、津留崎、太田、石井、高橋佑-郡司
【東】●有坂、奥野、宮本、小林大-三鍋
本塁打:慶大・中村(9回2ラン)
※慶大2勝
文・写真=高木遊