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プロ野球

4度目の先発で結果を出す!千葉ロッテ・土肥がプロ初勝利を挙げる!

日本ハム―ロッテ20  プロ初勝利を挙げ、ウイニングボールを手に井口監督(左)と握手するロッテ・土肥=札幌ドーム【写真提供:共同通信社】


 千葉ロッテの土肥星也が16日の北海道日本ハム戦で2カ月半ぶりに1軍で先発。5回1/3を2失点と粘りの投球でプロ初勝利を挙げた。

 プロ2年目左腕の土肥は、香川の名門・尽誠学園でエースとして活躍。高校卒業後は大阪ガス入りし、社会人日本代表に選ばれるなど実績を残して2016年のドラフト4位で千葉ロッテに入団した。ルーキーイヤーの昨年は、18試合に登板するも防御率9.31とプロの洗礼を浴びる形に…。今季は、5月20日に一軍昇格を果たすと先発として3試合に登板。うち2試合で初回に失点するなど、立ち上がりに不安を残す結果となり、6月12日に2軍での再調整が決まった。

 それから約2カ月半、みっちりとファームで調整を積み、この日再び1軍でのチャンスが巡ってきた。しかし「初回、2回ぐらいは緊張とか、ビビったりして自分の投球できなかった」という土肥は、1回裏に2ランを浴び先制を許してしまう。これまでと同じ悪くい流れになるかと思われたが、2回以降はしっかりと立ち直り、4回、5回は相手打線を連続で三者凡退に仕留めてみせた。味方打線の援護もあり6回途中でリリーフへバトンタッチしたが、今季最長のイニングを投げ、見事にプロ初勝利を手繰り寄せた。

 ヒーローインタビューで土肥は「考えちゃうと点を取られると思ったので、あまり意識せずに投げました」と、3回に味方が逆転した後も、しっかりと気持ちを引き締めたことを明かした。ストレートとチェンジアップで緩急をつけた投球を見せる22歳左腕。クライマックスシリーズ進出へ正念場となる今後の活躍に期待が集まる。