- プロ野球
2018.08.15 23:14
広島東洋・九里が6勝目!待望の優勝マジック「32」が点灯!
広島東洋の九里亜蓮が15日の阪神戦に先発し、5回2失点で6勝目をマーク。優勝マジック点灯に貢献した。
この日の勝利で、チームに待望のマジック「32」が点灯したが、九里は「そんなに意識はしていなかった。とにかく一戦一戦、なんとかチームの勝ちにつなげられるピッチングをしていければと思っている」と平常心を強調。「1点でも少なく、なんとかゲームが作れるように、低めに投げていくことを意識して投げた」という九里は、3回に3点を先制した直後に2点を返されたが、リードは許さず、5回を投げて勝利投手の権利を確保した。
もともと内野ゴロを打たせてアウトを稼ぐタイプの投手だが、この日は5イニングで8個の三振を奪った。九里は「たまたまだと思う」と笑ったが、投球数が100球を超え、先発として最低限のイニングでの降板となった。「少し球数が多くなってしまったところがもったいないと思うが、次にしっかりやっていきたい」と反省も忘れなかった。9回には中﨑が2点を奪われ、なおも一打逆転にピンチを招いたが、「抑えてくれると信じていた」と、守護神への信頼感も口にした。
昨季までは先発、リリーフ兼用の右腕として、便利屋的な存在だった九里だが、本人の希望はあくまで先発ローテ定着だった。今季もリリーフからのスタートとなったが、投手陣に故障や不振の選手が続出する中、4月中旬からは先発で固定されている。「少しでも長いイニングを投げて、チームの勝ちに貢献できるように」という九里。最近3試合で5イニング以上投げたのが一度だけと、ローテ剥奪の危機もあったが、マジック点灯の試合で存在感を見せつけた。