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急遽スタメンで大爆発!福岡ソフトバンク・長谷川が2ラン2本で勝利に貢献!

6回、この試合2本目の2ランを放ち、一走デスパイネ(左)に迎えられるソフトバンク・長谷川勇=ヤフオクドーム【写真提供:共同通信社】


 福岡ソフトバンクの長谷川勇也が15日の東北楽天戦で今季3号&4号の2本の2ランアーチでチームを勝利に導いた。

 試合前の全体練習中、急にコーチ陣の動きが慌ただしくなった。練習の序盤に守備練習をしていた内川聖一が体調不良を訴え、スタメンを回避することになったためだ。そして内川が守る一塁に中村晃が入り、内川に代わって長谷川勇也がレフトでスタメンに入った。突然のスタメン起用にも「打席自体、(間隔が)開いているがバットはしっかり振ってきた」と語っていた長谷川は、1点を追う2回裏の第1打席で、いきなり結果を出した。

 一塁にヒットのデスパイネを置いて、カウント2ボール1ストライクからの4球目を振り抜くと、打球はホークスファンで埋まるライトスタンドへ。「打ったのはチェンジアップ。体がうまく反応してくれた」という逆転の3号2ランだった。

 さらに6回裏には同じくデスパイネを一塁に置いてライトのホームランテラスに飛び込む4号2ラン。8月1日の西武戦に続く1試合2本塁打の大暴れ。7回表の守備から“お役御免”でベンチに退いたが、その後リリーフ陣が楽天の反撃を受けたことで、6回裏の2発目の価値の大きさを改めて感じさせる形になった。

 内川の状態は大事には至っていないようだが、長谷川がこれだけの結果を出した以上、内川が完治するまでは長谷川のスタメン起用される可能性もありそうだ。