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「悪いなりに結果を出せる」広島東洋の守護神・中﨑が球団4人目の通算100セーブ達成!

中日戦の9回に登板し、通算100セーブを達成した広島・中崎=マツダ【写真提供:共同通信社】


広島東洋の中﨑翔太が8日の中日戦で今季26セーブ目を記録し、通算100セーブを達成した。

 2点リードの9回から登板したが、先頭の大島に四球を与え、京田を併殺打に打ち取った後も四球と安打でピンチを迎えるなど、不安定な内容だった。「今日も入りが悪かったが、点を取られなくてよかった」という中﨑は、通算100セーブに関しては「特に何もないです」と関心を示さず、ウイニングボールについても「ロッカーに置いておきます」と素っ気なかった。

 「最近は不甲斐ない結果ばかり」と本人が言うように、最近8試合で3者凡退がなく、防御率も2.66とクローザーとしては好成績とは言えない数字となっている。それでも「悪いなりに結果を出せるようにやっている」と言うように、26セーブはリーグトップで、初のタイトルも視野に入っている。

 「野手がいるから頑張れている」という言葉通り、この日も最後のピンチで仲間に助けられた。「キクさん(菊池)の言葉で頑張ろうと思えたし、状況も確認できた」と、ピンチの場面での野手の声かけに感謝した。チームでは大野豊、佐々岡真司、永川勝浩に続いて4人目の大台達成となった中﨑。抑えというポジションに関しても「やりがいはまだ特にわからない」と嘯くが、リーグ連覇のいずれも胴上げ投手となった右腕は、守護神と呼ぶにふさわしい存在だ。