８勝目を挙げたマルティネス（中央）とタッチを交わす日本ハム・栗山監督＝メットライフドーム【写真提供:共同通信社】

　北海道日本ハムのマルティネスが4日の埼玉西武戦で5回を3安打無失点に抑え、6月14日以来の8勝目を挙げた。

　「今日は調子が良かった。前回から9日の間隔が空いていたので、しっかりとリフレッシュできた」とマルティネス。相手先発・ウルフとの助っ人対決となった中、「首位チームが相手ということで今日はアドレナリンが出ていた。強気で投げることができた」と立ち上がりからストライク先行のピッチングを展開し、2回までに5奪三振をマーク。3回に味方打線が2点を奪うと、5回には中田翔が今季19号2ランで加点。5回まで投げてリリーフ陣にバトンタッチすると、その後はリリーフ陣が相手の反撃をしのいで首位と再び2.5ゲーム差。優勝争いの上で非常に大きな白星に「早いイニングで援護点がもらえた。特に中田翔選手のホームランがとても心強かった」とチームメイトに感謝の言葉を述べた。

　来日1年目。開幕から順調に白星を重ねてきたが、最近5試合は0勝3敗で、特に7月は防御率7.98と大きく調子を崩していた。だが、29歳の誕生日を翌日に控えたマウンドで復活の白星を挙げ、「誕生日を目一杯楽しみます」とマルティネス。自らの誕生日を祝う白星にもなった。