BASEBALL GATE

プロ野球

相手守護神を打ち崩す!埼玉西武・浅村が自身6度目のサヨナラ打!

10回、サヨナラ打を放ちナインの手荒い祝福を受ける西武・浅村=メットライフドーム【写真提供:共同通信社】


 埼玉西武の浅村栄斗が25日のオリックス戦で延長10回にサヨナラヒットを放ち、チームを3連勝に導いた。
 前日までの7月の打率が.333と好調をキープしている浅村。この日は、第1打席で空振り三振に倒れたが、第2、第3、第4打席はフォアボールで出塁し、チャンスメイクに徹した。そして4対5と1点ビハインドの場面で迎えた9回裏の第5打席。先頭打者としてバッターボックスに立った浅村は、オリックスの守護神・増井浩俊のストレートをセンターへ弾き返した。頼れる主将のヒットに、4番・山川穂高もヒットで続き、無死1、3塁に。続く森友哉がきっちり犠牲フライを放ち、浅村が同点のホームを踏み、試合は延長戦へ突入した。

 そして迎えた10回裏2死1、2塁と一打サヨナラという場面で、浅村がこの日6度目の打席へ。「積極的に甘い球は何でもいこうと思った」という浅村は、回またぎとなった増井の初球のフォークを捉え、レフト線ギリギリに入るサヨナラヒット。「序盤に3点、4点と取られましたけど、諦めることなく全員でつないで、こういう結果になってよかったです」と、勝利への執念が実ったことを喜んだ。

 この日2位・北海道日本ハムが敗れゲーム差は2.5に。しかし浅村は「残り試合もありますし、日本ハムのことは気にせず、自分たちの野球をしっかりやりたい」と気を引き締めた。10年ぶりの優勝へ、頼れる主将の活躍は今後も欠かせない。