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プロ野球

1カ月ぶり勝利!広島東洋・ジョンソンが“修正”で「今季イチ」のピッチング!

9回途中まで5安打2失点で5勝目を挙げた広島・ジョンソン=マツダ【写真提供:共同通信社】


 広島東洋のジョンソンが4日の東京ヤクルト戦で9回途中2失点の好投を演じ、約1カ月ぶりの勝利となる5勝目をマークした。

 8回まで打たれた安打はわずかに2本。今季初となる完投、完封も期待されたが、9回に3安打を許して1点取られたところでマウンドを降りた。「完投や完封は気にしていない」というジョンソンだが、ベンチに帰った際には帽子を叩きつけて悔しがるそぶりを見せた。ジョンソンは「先頭打者に打ち取った当たりで出塁を許し、次の打者にはチェンジアップをしっかり打たれてしまった」と9回の投球を振り返った。

 前回登板の読売戦では、今季ワーストとなる3回5失点で降板していた。「前回は気持ちの問題だった。力が入りすぎていた」という左腕は「今日は気持ちをコントロールできた。調子が上がるまで我慢して投げられた」と精神面に触れた後、「前の登板では足の歩幅が少し大きかったので、球が上ずっていた」と技術面の修正も口にした。

 お立ち台では久しぶりに「サイコウデース」と雄叫びを上げ、前日誕生日でともにヒーローインタビューを受けた田中にハッピーバースデーの歌まで歌ったジョンソン。緒方監督が「今季イチぐらいのピッチング」と絶賛した快投で、チームは今季最多の貯金12とした。