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プロ野球

プロ1号弾&今季初勝利!北海道日本ハム・上原が思い出の地で投打に躍動!

今季初勝利を挙げ、ボールを手にポーズをとる日本ハム・上原=マツダ【写真提供:共同通信社】


 北海道日本ハムの上原健太が18日の広島東洋戦で5回3安打1失点の好投。チームの交流戦最終戦で今季初勝利を挙げた。

 15年ドラフト1位入団のサウスポーが、思い出の地でプロ2勝目をマークした。2点の先制点をもらった直後の1回裏に鈴木誠也の本塁打で1点を失ったが、2回以降は危なげない投球を見せた。「初回のホームランだけ、入りがまずかったのが反省点」と上原。勝利投手の権利がかかった5回にも、2死から連打を浴びて1、2塁と本塁打での失点以外で初めて得点圏に走者を許したが、ここで代打の會澤翼をフォークボールで三振に打ち取り、ガッツポーズで感情をあらわにした。

 「これまでランナーをためて一気に逆転されるケースが多かった。そこが課題のひとつだったので、しっかり切ることができた」と喜んだ上原。5回には打席に立って、プロ初安打となる本塁打も放ち、「まぐれです」と照れ笑いも、「打った瞬間にいくかもしれないと思った」と手応えも口にした。

 出身は沖縄県だが、高校は広島の名門・広陵に入学し、この日の試合が行われた広島は3年間を過ごした場所でもあった。打線も大田泰示が先制弾を放ち、中田翔が追加点の犠牲フライと、広島出身の2人から援護を受けた。「本当に、嬉しく思います」と思い出の地での今季初勝利を喜んだ上原。「まだまだシーズンは続く。次も勝って、戦力として見てもらえるようにしっかり頑張りたい」。遅れてきたドラ1が、レギュラーシーズン再開後の先発ローテ入りをアピールした。