２回オリックス無死、マレーロが左越えに先制ソロを放つ＝京セラドーム【写真提供:共同通信社】

　オリックスのマレーロが3日の読売巨人戦で先制の9号ソロ。今カードの勝ち越し＆パ・リーグ交流戦通算1000勝目に貢献した。

　2回裏、1軍復帰の最初の打席でいきなり結果を出した。2ストライクと追い込まれた後の3球目に「打った瞬間だったね。うまく身体が反応してくれたよ」とマレーロ。読売巨人の先発・内海哲也からレフトスタンド上段へ放り込む先制ホームランを放った。

　さらに8回には2塁打でチャンスメイクし、ロメロのヒットで勝ち越しのホームを踏んで2安打1打点。試合後、ロメロとともにお立ち台に上がったマレーロは「監督が自分を信じて（1軍に）呼び戻してくれて、試合に使ってもらって、その期待に応えることができたのが嬉しい。ファンのためにも打ててよかった」。決勝打を放ったロメロに「マレーロは足が速いので、とにかくヒットを打てばホームに返ってくれると思った」と激走を称賛されて「僕たちはベストフレンドだから」と頭を撫でられ、笑顔を見せた。

　昨季シーズン途中加入で20本塁打を放ち、ロメロとともに打線の中軸に期待されたマレーロだが、今季は打率1割台と低迷し、5月13日の試合を最後に2軍降格となっていたが、福良淳一監督も「2軍からは、マレーロの状態が上がっているとの報告を受けていたので、その通りの結果になったね」。僚友の復帰に、不振だったロメロも触発されて活躍。さらに交流戦でのパ・リーグ通算1000勝目というおまけ付き。昨季NPB通算10万号となる本塁打を放った「持っている助っ人」マレーロ。“ベストフレンド”と認め合うロメロとのコンビ揃い踏みで、バファローズの勢いが加速することは間違いない。