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福岡ソフトバンクが柳田の決勝弾で連敗脱出!それでも膨らむ方程式への不安…

楽天に競り勝ち喜ぶ決勝ソロの柳田(中央)らソフトバンクナイン。左端は4安打の今宮=ヤフオクドーム【写真提供:共同通信社】


 福岡ソフトバンクの柳田悠岐が26日の東北楽天戦で勝ち越しの12号ソロを放ってチームを連敗脱出に導いた。

 試合の中盤まではバンデンハークと則本昂大による投手戦。それが終盤の7回からは空中戦となった。7回に髙谷裕亮が1号ソロを放って楽天を突き放したかに思えたが、8回表にはモイネロが今江、ペゲーロに連続弾を許して同点。すると、その裏の先頭打者・柳田悠岐が、則本の内角球を捉えてセンターへ貴重な勝ち越しソロ。これが決勝点となって、ソフトバンクが接戦をものにした。

 試合後、工藤公康監督も「本当にすごい。さすがだなと思います」と柳田の一発を称賛。柳田本人も「打ったのはカットボール。詰まったんですけど、しっかりいいスイングができたから入ってくれたと思います。則本がずっとすごい球を投げていて、なかなか簡単じゃなかったです。もう1回打てと言われても打てないと思います」と相手にも敬意を払いながら語った。

 これでチームは連敗を3でストップ。しかし、ここ9試合の成績は2勝7敗と振るわない。この日も勝利はしたが、7回からイニングまたぎで投げたモイネロが連続被弾、森唯斗も不運なヒットが続いたとはいえ一打逆転というピンチを招くなど、勝利の方程式は依然として安定さを欠いた。とはいえ、この2人に任せるしかないのが現状。6連戦が続く中、登板間隔などの調整で首脳陣の手腕が問われることになりそうだ。