- プロ野球
2018.05.25 22:46
“覚醒”大瀬良が完投&タイムリー!投打に奮闘してハーラートップタイの7勝目!

完投で7勝目を挙げた広島・大瀬良=マツダ【写真提供:共同通信社】
広島東洋の大瀬良大地が今季2度目の完投勝利でリーグトップタイの7勝目をマークした。
「ストライク先行でリズムよく投げられた。ゾーンの中で勝負できた」と自らの投球を振り返った大瀬良。9回を投げて被安打5、無四球と安定した内容。終盤に2本のソロ本塁打を浴びるなど3失点したが、打線が2回に挙げた6得点を守り切ると、「バックの守備にも助けられて、なんとか投げられた」とチームメイトへの感謝も忘れなかった。
2回のビッグイニングには、自らもバットで貢献した。2点を奪ってなおも1死2、3塁のチャンスに左中間を破る2点タイムリー2塁打。打率こそ低いが、5月12日の阪神戦でもライトフェンスを直撃するタイムリー2塁打を放ち、「野手顔負けのバッティング」と緒方監督を驚かせた。今季自身2本目の安打もタイムリーとなった大瀬良は「よくチャンスの時に僕に回してくれるので、なんとかストライクはしっかり打とうと思って打席に入った」と笑顔を見せた。
野村、ジョンソンと先発陣の軸となる選手が離脱するなど、苦しい先発陣を岡田とともに支えている。「一人一人、打ち取るという意識で、目の前のバッターを打ち取ることだけを考えた」結果が、5月5日の神宮での東京ヤクルト戦以来の完投勝利となった。「マツダスタジアムで完投したいと思っていた。皆さんの声援のおかげです」とファンに感謝した大瀬良。エース候補と言われ続けた新人王右腕が、いよいよ覚醒のシーズンを迎えようとしている。