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プロ野球

大物の証!?読売巨人の吉川尚が“怪物”松坂からプロ初本塁打!

1回巨人無死一塁、吉川尚が右越えに、プロ初本塁打となる2ランを放つ=東京ドーム【写真提供:共同通信社】


読売巨人の吉川尚輝が13日の中日戦で記念すべきプロ初本塁打を放った。

 母の日の試合。いつものように「2番・セカンド」で先発出場すると、初回無死1塁で迎えた第1打席、中日の先発・松坂大輔の1ボールからの2球目だった。内角低めへの133キロのカットボールを「思い切って」すくい上げながらフルスイングすると、快音を残した打球は「初めての感触。打った瞬間行ったと思った」と東京ドームのライトスタンド上段へ。「打球は見てなかったんですけど、すごく飛んだらしいのですごくビックリしています」と特大の先制2ランとなった。

 開幕から全試合でスタメン出場を続ける2年目の23歳。俊足堅守に加えてバッティングでもコンスタントにヒットを重ねた中での待望のプロ初アーチ。それも14歳上の“平成の怪物”から放った一発となり、「一生忘れないと思います」と胸を張った。記念のホームランボールは「両親にあげたいと思います」と吉川尚。今季1番に座っている坂本勇人が絶好調なだけに、それに続く2番打者の働きで打線のつながり、チームの得点力は一気に上がる。この日のような一発長打も見せることができれば相手投手からとっては非常に厄介な存在になる。「何とかチームに貢献できるように一つでも多くの勝ちにこだわっていきたい」と語った男の今後の活躍に期待大だ。