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プロ野球

読売巨人・田口が4試合目で待望の今季初勝利!「ホッとしました」

今季初勝利を挙げ、ポーズをとる巨人・田口=甲子園【写真提供:共同通信社】


読売巨人の田口麗斗が21日の阪神戦で5回0/3を7安打無失点に抑えて待望の今季初勝利を挙げた。

 今季4試合目の登板。初回から毎回走者を背負ったが、2回1死1死1、2塁の場面では大山悠輔を内角スライダーでファーストライナーでのダブルプレー、3回1死1塁からは上本博紀を内角ストレートで詰まらせてセカンドゴロ併殺打に仕留めると、4回2死満塁の場面でも再び大山を内角スライダーでセカンドゴロ。5回無死1、2塁のピンチを招いて降板したが、2番手の澤村拓一が無死満塁となりながらも無失点で切り抜け、「野手の方に助けてもらいましたし、澤村さんにも助けてもらったので感謝しないといけない」と田口。以降もリリーフ陣が無失点で繋ぎ、田口に今季初勝利を届けた。

 試合後は開口一番、「ホッとしました」と田口。昨季13勝を挙げ、マイコラスが抜けた今季は、エース・菅野智之に次ぐ左腕筆頭として大きな期待を背負っているが、開幕から炎上続きで防御率8.36。この日も内容的には決して良くはなかったが、味方に助けられながら白星を手にした。菅野が完全復調した今、22歳の生え抜き左腕がそれに続くことができれば、チームの白星はおのずと先行するはず。「今回は5回しか投げていなくてまだまだ投げ足りないと思っているので、次はもっと長いイニングを投げられるように頑張っていきたいです」と田口。今季1勝目を挙げて肩の力が抜けた挑む次回登板では、チームメイトを助けるようなピッチングをして、この日の恩返しをしたい。