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プロ野球

阪神のドラ2位ルーキー・高橋が自己採点「100点」の初登板初先発初勝利!

阪神―広島2  プロ初登板勝利を挙げ、ボールを手に笑顔の阪神・高橋遥=甲子園【写真提供:共同通信社】



 阪神のドラフト2位ルーキー・高橋遥人が11日の広島東洋戦にプロ初登板初先発して初勝利を挙げた。チームの新人では、甲子園で先発してのプロ初登板初勝利は 1959年の村山実以来、59年ぶりの快挙となった。

 初回は丸に内野安打を打たれたが、2回から5回までは全て三者凡退と、快調なペースで味方に流れを呼び込んだ。6回には先頭の會澤に安打を打たれたが、続く代打の下水流を併殺打に打ち取ってピンチを凌ぐと、7回も三者凡退。初登板で初完封も期待されたが、金本監督が「僕は投げさせたかったけど、ピッチングコーチに説得された」と7回84球、被安打2、無四球無失点でマウンドを降りた。

 試合後のお立ち台で「亜細亜大学出身の高橋遥人です。よろしくお願いします」と自己紹介したルーキーは、プロ初登板を「すごく楽しかったです」と振り返り、「思い切り投げて、0点で抑えられたので、100点をあげてもいいんじゃないかと思います」と自己採点した。

 金本監督が「1月の自主トレの時にブルペンでの投球を見て、これくらいはやれるのではないかと思っていた」という左腕。「打者が真っ直ぐを待っている中で、その真っ直ぐで押し込めるピッチャー」という評価の通り、リーグ屈指の破壊力を誇る広島打線を力で圧倒した。メッセンジャー、藤浪晋太郎、秋山拓巳、能見篤史に次ぐ第5、6のローテ候補として、プロ2年目でローテ入りを果たした右の小野泰己に続き、また新たに一人、阪神にフレッシュな左のローテ候補が現れた。