- 大学野球
2018.04.02 21:58
ヒンブルローレンスポールの1安打完投で武蔵大が筑波大に連勝【首都大学野球】
勝利の瞬間、武蔵大のヒンブルローレンスポール投手(3年・東福岡)は飛び上がって喜びを表現し、堀尾敬太捕手(4年・東福岡)とハイタッチを交わした。
1部リーグ初先発ではあったが、センバツ甲子園優勝メンバーの篠原涼内野手(3年・敦賀気比)ら好打者を擁する筑波大打線を1安打完投に抑えた。
昨秋昇格した1部リーグで痛打を浴びた。そこでこの冬取り組んだカットボールやツーシームなど打者の手元で動く球を武器に、三振は2個ながら筑波大打線から凡打の山を築きわずか100球で最後まで投げきった。
これには山口亮監督も「奇跡に近い120点の投球」と笑えば、ヒンブルも「メチャクチャ嬉しいです。オープン戦でも最長7回だったので」と笑顔が弾けた。ストレートの自己最速は「139km/hなので、なんとか140km/h台には乗せたい」と恥ずかしそうに話したが、驚くような速さの球がないことを補って余りある投球術で好投。首都大学リーグの台風の目を目指していく。
◎武蔵大vs筑波大2回戦
武蔵大 000000020=2
筑波大 000100000=1
【武】○ヒンブル−堀尾
【筑】●加藤(三)、藪崎−徳田
※武蔵大2勝
文・写真=高木遊