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「野球人生の終わり」を覚悟した日から1年、西岡剛が秋季キャンプで抱いた想い


(c) Getty Images

阪神タイガースの西岡剛内野手が11月20日インスタグラムを更新。秋季キャンプの終了を報告するとともに、アキレス腱断裂の大怪我から復帰した1年を振り返った。

阪神は高知県の安芸球場で行っていた秋季キャンプを19日に打ち上げた。自宅に戻った西岡は「おもいっきり寝ようと」思っていたが、キャンプ中に染み付いた習慣で「あんのじょう6時に目が覚め」たとしている。

2016年7月20日の巨人戦で左アキレス腱断裂の重傷を負った西岡。直後は「俺の野球人生はこれで終わった」と絶望しかけたが、復帰に向け尽力してくれた球団関係者、応援してくれるファンのため手術を受けた。

●阪神・西岡剛、26日にアキレス腱を手術「俺の野球人生はこれで終わった」

西岡は2017年7月17日の広島戦で約1年ぶりに一軍復帰。同日の試合に出場すると安打も放った。

復帰までの長かった道のりを「アキレス腱切れて去年の今頃は歩き出したところで、野球続ける言ってしまったけど歩くのも困難やのに!と毎日不安を感じてたのを覚えています」と振り返る西岡。

苦しい時期を過ごしたが、「しかし一年あれば一年頑張れば必ず良い方向に道を作っていけると感じました。その積み重ねがさらに自分を強くする」と精神的に強くなる契機に変えた。

秋季キャンプで遊撃手の練習を行ったことには、「自分でも諦めていた場所から見えた景色は最高でした」と感激。即座に「まだ試合で結果を残したわけでもないので感激ばかりしていてはダメですが」と打ち消したが、「しかしアキレス腱切れる前の動きをみて、ショートという希望さえ頭から消え去っていました。しかしアキレス腱切れてくれたおかげで体を絞り、いろいろな気づきがあり、今があります。僕自身も未知なところがたくさんまだまだありますが、良い方向に進化してるのは確かです」と充実感が文章からはにじみ出ていた。

西岡の投稿にファンからは、「西岡選手の言葉一つ一つがほんとに 心に響きます」「来シーズン、甲子園で待ってます」「活躍する姿を楽しみに待ってます」「今の阪神には絶対に西岡選手が必要です!応援してます!」「諦めない姿勢、西岡さんの強さにいつも心を打たれます!野球の神様は来年こそは味方してくれます!来年は素晴らしい華を咲かせて下さい」などの声が寄せられている。

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