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プロ野球

三重.・菰野高が生んだ豪腕・強打の新たな才能 岡林 飛翔(菰野高)

「時は来た!ドラフト指名を待つ男たち」

岡林 飛翔 おかばやし・つばさ
菰野高
投手・右投右打・182センチ85キロ・1999年8月9日生(18歳)

 西勇輝(オリックス)、辻東倫(巨人)を輩出した三重県立菰野高校から生まれた新たな才能。2年秋には151キロを計測したストレートに、カーブ、スライダー、フォークを操り三振を量産する投手ばかりでなく、打者としても高校通算26本塁打のパワフルさを兼ね備える。

 三重県松坂市出身の岡林は市立徳和小時代、松阪リトルで野球を始めると、市立久保中学1年夏にはリトルリーグ全日本選手権に出場。決勝で清宮幸太郎(早稲田実)擁する東京北砂リトルと対戦し準優勝。その後はヤングリーグの三重ゼッツベースボールクラブ(現三重ゼッツヤング)で投手として活躍。中学2年夏・3年春にヤングリーグ全国大会に出場。2大会連続ベスト8に進んでいる。

 高校では1年秋からベンチ入り。2年春の練習試合では142キロを計測しNPBスカウトの注目を集め始めると、2年秋からは左翼手レギュラー兼投手に。三重県大会では主に5番打者として活躍し東海大会出場に貢献。同時にこの三重大会では2回戦・宇治山田商業相手の救援マウンドで当時同世代としては最速となる151キロを計測。東海大会では至学館との1回戦で1回を投げ無失点と投打両面で実績を残している。

 3年春の三重県大会でもベスト4入りし、優勝候補の一角として迎えた最後の夏は、主に5番左翼手として出場。1回戦の英心戦では推定120メートルの左翼場外弾を放つなど三重大会全5試合で19打数7安打・打率.368で10打点4本塁打。投手としても2試合に登板し、最速146キロを出して5回3分の1で1失点8奪三振と、準決勝・津田学園に敗れるまで投打に高いポテンシャルを見せつけている。

 果たして次の舞台は投手か。それとも打者か。プロ入りを熱望する岡林にとって、決断の時は目前に迫っている