- 大学野球
2017.10.01 17:44
明大が攻守に4年生が躍動し立大圧倒!竹村春樹の先頭弾&水野匡貴13K完投で勝ち点3【東京六大学野球】
明大が攻守で4年生の活躍が目立ち、立大に11対3と大勝。これで3カード連続の勝ち点獲得となり、2季ぶりの優勝に向けて単独首位に立った。
明大打線が試合開始早々に立大の先発・手塚周投手(2年・福島)に襲いかかった。竹村春樹内野手(4年・浦和学院)の先頭打者本塁打で先制すると、さらに四球と渡辺佳明内野手(3年・横浜)の安打でチャンスを作ると、越智達矢外野手(3年・丹原)の二塁打と河野祐斗内野手(4年・鳴門)の2試合連続本塁打となる3ラン。初回から5点を奪い、手塚をわずか17球でノックアウトした。
この大量援護に水野匡貴投手(4年・静岡)も「スムーズに試合に入れました」と振り返る。打者の反応を見てストレートで押していき、随所でカットボールやフォークといった変化球も効果的に決まり、9回を投げ4安打3失点13奪三振の内容で完投勝利を挙げた。
打線も5回・7回に逢澤崚介外野手(3年・関西)の長打や水野のスクイズなどで追加点を挙げていき、11得点。
9回にも集中力を欠くことなく、二塁手の河野にファインプレーが飛び出すなど攻守に締まりある野球を終始展開し、明大が首位を争う立大を圧倒した。
■明治大vs立教大2回戦
明治大 500010401=11
立教大 010001001=3
【明】○水野—橋本
【立】●手塚、比屋根、中川、宮崎、橋本—藤野
本塁打:明治大・竹村(1回ソロ)河野(1回3ラン)、立教大・藤野(2回ソロ)、大東(9回ソロ)
◎明治大・善波達也監督
「水野がようやくチームに貢献してくれました。(竹村)春樹の本塁打も、点差が離れた9回に出た河野のファインプレーも、その集中力が頼もしいです。4年生が引っ張って、3年生がそれを後押しできていて、良い雰囲気で戦えています」
◎竹村春樹内野手
「本塁打はリーグ戦で初めてなのでビックリしました(笑)侍ジャパンで主将をしたことで視野が広がりました。楠本(東北福祉大)の打撃から参考や刺激をもらい、柔らかくポイントを意識して打つようにしています」
文・写真:高木遊