６回、プロ野球通算１０万号となる２ランを放ち、笑顔でホームベースを踏むオリックスのマレーロ＝ＺＯＺＯマリン【写真提供:共同通信社】

　オリックスの助っ人砲・マレーロが、29日の千葉ロッテ戦（ZOZOマリン）で日本プロ野球通算10万本目のメモリアル弾を放った。

　「打ったのはストレート。少し打球は低かったけど、いい感じでとらえられたし、打った瞬間いってくれると思ったよ。いい追加点になったね！10万本ホームランまで残り4本だと知っていたし、今日打ったらその可能性が高いと思っていたからね。ラッキーだね！」とマレーロ。残り4本で迎えたこの日、東北楽天のアマダー、横浜DeNAの戸柱、さらにオリックス・T－岡田が本塁打を放って残り1本となり、6回2死1塁から打席に入ったマレーロが、千葉ロッテの先発・成田のカウント1－1からの高目のストレートを捉えてレフトスタンドへ叩き込んだ。

　マレーロにはNPBから賞金100万円が贈られることになり、試合後も報道陣のカメラの前で満面の笑み。来日1年目のマレーロは、今年6月9日の中日戦（京セラドーム大阪）で、スタンドへ打球を放り込みながら本塁を踏み忘れて来日初本塁打が幻となる珍事（記録は3塁打）があったが、結果的にこの幻の一発があったおかげで「10万本目＆100万円」が自身のところに舞い込んだ。そしてこの日は、本塁ベースをしっかりと踏んだ。