セントラル・リーグ2連覇を果たした広島が9月21日に優勝セレモニーを行った。緒方孝市監督はマツダスタジアムに詰めかけたファンの前で、「今年こそ日本一を」と悲願成就を誓った。

18日の阪神戦（甲子園）に勝利してリーグ連覇を決めた広島。本拠地に戻りペナント授与式とグラウンドを一周するパレードが行われた。マイクの前に立った緒方監督は一礼し、「今シーズンもファンの皆様の声援が選手の大きな力となり、2017年セントラル・リーグのペナントを勝ち取ることができました。本当にありがとうございました」と挨拶した。

「昨年、25年ぶりのリーグ優勝でのファンの人との喜び、パレードでの感激をもう一度という思い。今シーズン戦う上で大きなモチベーションでした。そして選手は今シーズンも本当に頑張ってくれました。優勝の経験を自信とし、それを力に変え、一戦一戦カープの目指す野球をやってくれました。選手全員が最後まで諦めることなく全力でプレーをし、そこにピンチのときもチャンスのときも、この真っ赤に染まったスタンドのファンの方が選手に勇気と力を、本当に後押ししていただきました。本当にありがとうございます」

感激した様子で噛みしめるように言葉を発する緒方監督。そして「もうひとつ目標があります」と、日本シリーズ制覇への意気込みでスピーチを締めくくった。

「次の目標日本一に向け、さらなる厳しい戦いが待っていると思いますが、シーズン同様チーム一丸となってカープの野球をやりたいと思います。今度こそ日本一を勝ち取りたいと思います！」

33年ぶりの日本一を目指す広島にファンからは、「まずはCSですね」「今年のソフトバンクの安定感は異常。勝てるとしたら広島しかない」「2連覇おめでとう。CS勝ち抜いてセ・パ優勝チーム同士で日本シリーズしたいね」「先発陣が心配かな。短期決戦ではネックになりそう」などの声が寄せられている。