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8井上 大成(日大三3年・内野手)【悲願の世界一へ 侍ジャパンU18代表メンバー紹介 】

【写真提供:共同通信社】

8井上 大成(日大三3年・内野手)
いのうえ・たいせい 180センチ80キロ 右投左打
 
走攻守の総合力は侍ジャパンU-18代表トップクラス!

 180センチ80キロと均整がとれた体格から放たれる打球は非常に速く、角度が付いた時は悠々とスタンドイン出来る長打力を持ち、かつ50メートル走6秒0と俊足の日大三・井上 大成。中でも三塁付近から投げ込む地を這うようなスローイングは必見の価値がある。共に侍ジャパンU-18代表に選出された櫻井 周斗(日大三3年)も「井上はもっと注目されてほしい選手です」と彼の力には一目置く。

神奈川県厚木市出身の井上は厚木市立南毛利中では相模ホワイトボーイズに所属。日大三に進み、2年秋からレギュラーを獲得すると公式戦8試合で、24打数10安打、4本塁打、9打点、打率.417、出塁率.600、長打率1.000と大活躍をおさめ都大会準優勝に貢献。2017年センバツでは初戦の履正社(大阪)戦で4打数1安打2得点と一定の成績を残すもチームは無念の初戦敗退に終わった。

センバツ後の春季都大会では2回戦・都立葛飾野戦での2本の大アーチを含む3本塁打を放ち秋に続く準優勝。春季関東大会にも出場し、4強入りを果たした井上。第2シードで迎えた最後の夏は初戦(3回戦)の國學院久我山戦で本塁打を打ったが、その後は3試合で12打数3安打に終わり、準々決勝で選手権ベスト4入りした東海大菅生に敗戦。悔しい夏となった。

それでも侍ジャパンU-18代表に選出されたのは、小枝 守監督ら首脳陣が井上の潜在能力の高さ、走攻守の総合力の高さを評価したに他ならない。ポジションは安田 尚憲(履正社3年)と同じ三塁手。その潜在能力を世界の舞台で爆発させるべく、日大三の大型リードオフマンはその牙を研ぐ。