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【高校野球2017夏】広陵が10年ぶりの決勝進出、中村奨成は打点でも最多記録を更新


『第99回全国高校野球選手権大会』は8月22日に準決勝が行われた。第1試合では広陵(広島)と天理(奈良)が対戦。粘る天理を振り切って広陵が12-9で勝利した。

広陵は初回に中村奨成の大会タイ記録となる第5号2ラン本塁打で先制。その後、一時逆転を許したが五回、中村が大会記録を更新するソロ本塁打を放ち追いついた。

広陵は六回に2アウト満塁で平元銀次郎が勝ち越しの2点適時打。七回には中村が満塁のチャンスで走者一掃の3点適時二塁打を打ってリードを広げた。この試合で5打数4安打、7打点と大暴れした中村。大会通算での打点は17となり、2008年の萩原圭悟(大阪桐蔭)がマークした15打点を超えて、打点でも1大会の最多記録を更新した。

6点リードで迎えた最終回には天理が5連打の反撃を見せ3点差まで追い上げられたが、最後はイニング途中から登板した山本雅也が準々決勝で2本塁打を放っていた山口乃義から三振を奪い逃げ切った。

清原和博のホームラン記録を塗り替えたいと話していた中村。有言実行できたことを喜び、「何とか同点にしたい気持ちで打った」と記録達成の打席を振り返っている。

この試合には「新記録おめでとう。まだ更新しそうだな」「身体は細そうに見えるけどパワーあるな」「天理も最後までよく頑張った」「今大会は最終回で得点差あっても最後まで分からない試合が多いね」「広陵悲願の初優勝まであと1勝!」などの声が寄せられている。

春は3度の全国制覇がある広陵。しかし、夏は過去3回決勝に進むが、いずれも最後の試合で苦杯をなめている。2007年以来の決勝戦で悲願の夏優勝に挑む。

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