- MLB
2017.08.03 09:59
アストロズの補強戦略に、エースのカイケルは「控え目に言っても失望」
ヒューストン・アストロズの先発左腕ダラス・カイケルが、チームの補強戦略について「ガッカリしている」と語った。アストロズは青木宣親、若手有望株のテオスカー・ヘルナンデスを放出した代わりに、トロント・ブルージェイズからフランシスコ・リリアーノを獲得した。
ウェーバー公示を必要としないトレード期限ギリギリで交渉を成立させたアストロズ。だがカイケルはボルティモア・オリオールズのリリーフ左腕ザック・ブリットンら、獲得が期待された選手と契約できなかったことを残念がる。
「今シーズン終了後、残っているただひとつのチームになりたい」と語ったカイケル。「嘘はつきたくない。控え目に言っても(今夏の補強に)失望した。多くのチームがロースターを強化し、プレイオフへプッシュしていた」と他球団に比べアストロズの動きが鈍かったことを悔やんだ。
「我々にはワールドシリーズに進出するだけのチームがある。それはスプリングトレーニングからのモットーだった」と話すカイケルだが、ダルビッシュ有を獲得したロサンゼルス・ドジャースのようなインパクトを、今夏のアストロズが球界に与えられなかったのは事実だ。
カイケルのコメントにファンからは、「アストロズのシーズンは昨日で終わったようだ。彼らはなぜ今日もプレーしてるんだ?」「グレイを獲得したヤンキースとダルビッシュを獲得したドジャースがワールドシリーズを争ううだろう。アストロズが彼らを打ち負かせるとは思えない」「私に言えることは、10月はフットボールの季節ということだけだ。プレイオフは投手力だよ。せっかくの素晴らしいシーズンが無駄になった」など、同意する声が寄せられている。