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沖縄キャンプの楽しみ方

球春の沖縄で見つける新戦力─NPB9球団「即戦力ルーキー」紹介【PR】

球春到来――。沖縄では今年も多くのプロ野球
球団が春季キャンプを実施し、シーズン開幕へ向けて練習に励む。そこで注目されるのが“新戦力”たちだ。来沖するNPBの9球団の注目の即戦力ルーキーたちを紹介したい。

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<読売ジャイアンツ>
一軍/沖縄セルラースタジアム那覇

■竹丸和幸(鷺宮製作所→ドラフト1位)投手/左投げ左打ち

細身の体をしなやかに使いながら140キロ台後半の切れ味鋭いストレートを投じる左腕。崇徳高では県4回戦敗退、城西大では4年春までは首都大学リーグ2部だったが、社会人で大きく飛躍。2年目の2025年に先発1番手となり、都市対抗野球でも好投して評価を高めた。安定感抜群でゲームメイク能力が高く、変化球は空振りを取れるチェンジアップに加えてカーブ、スライダー、カットボールと多彩。阿部慎之助監督が掲げる「守り勝つ野球」のためには先発ローテーションの充実が必要不可欠という中、竹丸にはプロ1年目から大きな期待と使命を背負っている。目指すは開幕ローテ入りからの新人王だ。

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<阪神タイガース>
一軍/バイトするならエントリー宜野座スタジアム(宜野座村野球場)
二軍/うるま市具志川野球場

■立石正広(創価大→ドラフト1位)内野手/右投げ右打ち

注目度ナンバーワン即戦力ルーキーだ。3球団競合の末に縦縞のユニフォームに袖を通すことになる。創価大3年時から侍ジャパン大学代表に名を連ね、4年時の日米大学選手権でも主砲として優勝に貢献した。類稀なスイングスピードだけでなく、俊足&強肩も魅力で「トリプルスリー」を狙える能力を持つ。注目はポジション&打順。大学時代は三塁がメインだったが、二塁も可能で、外野や遊撃への挑戦も示唆している。まずはバットで結果を出すことが第一条件だが、その上でどのポジション、どの打順に入るか。春季キャンプからのアピールに注目だ。

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<横浜DeNAベイスターズ>
一軍/ユニオンですからスタジアム宜野湾(宜野湾市立野球場)
二軍/嘉手納野球場

■片山皓心(Honda→ドラフト4位)投手/左投げ左打ち

技巧派左腕のオールドルーキー。日立一高校時代は無名で、桐蔭横浜大で成長を遂げるも最終学年の春にコロナ禍に見舞われてアピール舞台を失われ、ホンダ入社後には2度の左肘手術による長期離脱を味わった。それでも能力は高く、最速148キロの切れのあるストレートとチェンジアップのコンビネーション、そして精神力も磨き上げ、27歳でプロ入りを果たした。4位指名での入団だが、投手力不足のチーム事情もあって1年目から1軍での活躍が大いに期待できる。背番号は、工藤公康、杉内俊哉、山口鉄也ら左の大投手がつけた「47」。春季キャンプでの実力証明のデモンストレーションが注目される。

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<広島東洋カープ>
一軍/コザしんきんスタジアム(沖縄市野球場)

■平川蓮(仙台大→ドラフト1位)外野手/右投げ両打ち

走攻守三拍子揃った強打のスイッチヒッター。身長187センチ、体重93キロの恵まれた体躯に抜群の身体能力を備える。札幌国際情報高校では「4番・投手」で仙台大で野手に転向し、2年次から両打ちに挑戦。右でも左でも柵越え可能で、外野守備も華麗。自称「宇宙人」は大物の証であり、スター性も十分だ。ドラフト指名翌朝に指名あいさつを行った新井貴浩監督も「将来の4番」として期待する。チームとしても世代交代が必要な状況にあり、1年目からチャンスは間違いなくある。まずは沖縄キャンプで自身の存在感をどれだけアピールできるか。期待は大きい。

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<東京ヤクルトスワローズ>
一軍/ANA BALL PARK 浦添(浦添市民球場)

■増居翔太(トヨタ自動車→ドラフト4位)投手/左投げ左打ち

最速149キロの伸びのあるストレートとスライダー、カーブ、カットボール、チェンジアップと切れのある変化球を操るサウスポー。進学校である彦根東高を2度の甲子園出場に導き、慶應義塾大では1年春からリーグ戦に登板して東京六大学通算17勝2敗と結果を残した。指名漏れを経て入社したトヨタ自動車でも成長を遂げ、社会人No. 1左腕として25歳でプロ入り。4位指名にはなったが、大学、社会人と名門チームの日本一獲得に貢献した経験もあり、抜群の制球力と巧みな投球術を武器に、即戦力として大いに期待できる存在だ。沖縄キャンプからのアピールに期待したい。

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<中日ドラゴンズ>
一軍/Agreスタジアム北谷(北谷公園野球場)
二軍/オキハム読谷平和の森球場

■中西聖輝(青山学院大→ドラフト1位)投手/右投げ右打ち

最速152キロの力強いストレートに鋭いフォーク、スライダーなどの変化球を操る本格派右腕。智弁和歌山高では1年春からベンチ入りし、3年夏はエースとして優勝投手にもなった。大学入学直後にトミー・ジョン手術を受け、リハビリ期間を経て2年春からリーグ戦で登板して3年秋から主戦として活躍した。身長182センチ、92キロで体力も十分。先発投手としての完成度は非常に高く、高橋宏斗、金丸夢斗と同世代のトリプルエース誕生へ向けて、北谷でのブルペン共演が大いに楽しみだ。目標は新人王。その可能性は十分にある。

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<北海道日本ハムファイターズ>
一軍/エナジックスタジアム(名護市営球場)
二軍/かいぎんスタジアム国頭

■大川慈英(明治大→ドラフト1位)投手/右投げ左打ち

即戦力リリーフとして期待される最速155キロを誇る剛腕。明治大でもリリーフエースとして活躍し、4年秋のリーグ戦では登板7試合で計9イニングを投げて防御率0.00と完璧なピッチングを繰り広げた。自身がアピールポイントとして挙げる「相手打者を刺すストレート」は、平均球速150キロを超えており、間違いなくプロの舞台でも通用する。父・政則さんは元総合格闘家で母・千穂さんはアトランタ五輪バレーボール日本代表というアスリートの血を受け継ぎ、マウンド度胸も満点。焦りは禁物だが、是非ともファンも見守る名護のブルペンで豪快なピッチングを見せてもらいたい。

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<千葉ロッテマリーンズ>
一軍/都城市・運動公園野球場、糸満市・西崎運動公園
二軍/石垣市・中央運動公園、都城市・運動公園野球場

■毛利海大(明治大→ドラフト2位)投手/左投げ左打ち

最速151キロの切れのある直球にカーブ、スライダー、そして決め球のチェンジアップを操り、高い完成度を誇る実戦派サウスポー。福岡大大濠高時代に甲子園ベスト8入りして明治大へ進学すると、4年春には東京六大学リーグで6勝0敗、防御率1.34で個人2冠に輝いた。その実力は日米大学野球3試合でアメリカ大学代表打線を寄せ付けずに計7イニングを無失点に抑えたことでも証明されている。ドラフトでは2巡目指名となったが、実力は1位の面々と遜色なし。まずはサブロー監督が率いる新生マリーンズの先発ローテ入りへ、キャンプからのアピールに注目だ。

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<東北楽天ゴールデンイーグルス>
一軍/金武町ベースボールスタジアム(金武町体育施設野球場)
二軍/久米島野球場、お倉ヶ浜総合公園野球場

■藤原聡大(花園大→ドラフト1位)投手/右投げ右打ち

躍動感のあるマウンドさばきで、最速156キロを誇る本格派右腕。水口高校2年までは優れた運動能力が光る遊撃手だったが、3年時にチーム事情で投手に転向すると、いきなり140キロ台を計測して注目を集めた。そして大学入学後に1年春からリーグ戦で登板して着実に成長し、最終学年で一気に評価を高めると、見事にドラフト1位指名を勝ち取った。プロでは1年目から1軍での活躍が期待されるが、同時に伸びしろも大いに残しており、自身も目標に「160キロ」を掲げている。まずはプロの沖縄キャンプでどこまで成長できるか。ブルペン入りが楽しみだ。

沖縄キャンプは、完成度と伸びしろが同時に試される“序章”だ。ここでつかんだ手応えが、開幕一軍、ローテ入り、勝ちパ入りへと直結していく。新人たちの一挙手一投足が、チームのシーズンを左右する――球春の沖縄で、その第一歩を見届けたい。