- プロ野球
2024.09.11 12:00
8月度の「月間JERAセ・リーグAWARD」は阪神・佐藤輝明!月間リーグ最多の21打点、勝負強い打撃でノミネート4回!
■第6回セ・リーグ公式配信番組「JERA セ・リーグ レジェンド LIVE」はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=iIfSHTxWv1k
■「月間 JERA セ・リーグ AWARD」はこちら
https://cl-award.jp/
■夏を迎えて調子を上げた男
昨季新設されたセ・リーグ公式表彰「月間JERAセ・リーグAWARD」。JERAセ・リーグ公式戦全375試合(セ・パ交流戦を除く)において、公式記録員が勝利に最も貢献した選手を試合毎にノミネート。月間単位でチーム別に集計を行い、最多回数の選手をチーム代表選手として各球団1名ずつの計6選手を選出する。そして月1回開催のセ・リーグ公式配信番組「JERAセ・リーグ レジェンドLIVE」にて公開選考会を実施し、高橋由伸氏(巨人)、宮本慎也氏(ヤクルト)、佐々木主浩氏(DeNA)、川上憲伸氏(中日)、鳥谷敬氏(阪神)、前田智徳氏(広島)の各球団のレジェンドOBたちが、番組内で、独自かつ話題性やチーム状況など総合的な視点で議論・投票を行い、月間大賞選手1名を選出する。
酷暑が続いた中で行われた8月の「月間JERAセ・リーグAWARD」の各球団ノミネート選手には、先発4試合で3勝を挙げて防御率0.94の安定感を示した菅野智之(巨人)、2本のサヨナラタイムリーを放った村上宗隆(ヤクルト)、18日の巨人戦で延長サヨナラ弾を放つとともに月間打率.321、7本塁打と爆発したオースティン(DeNA)、18日の阪神戦で3打席連続タイムリーを放つなど印象的な打撃を見せた細川成也(中日)、勝負強い打撃でリーグ最多の月間21打点をマークした佐藤輝明(阪神)、守備に加えて14日のDeNA戦でサヨナラ3ランを放つなどバットでも存在感を見せた菊池涼介(広島)が選ばれた。
この候補者を前にOB陣から「迷っています」「2択ですね」「いや、3択です」「僕は決まりました」などの声がこぼれた中、迎えた投票では佐藤が4票(宮本氏、川上氏、前田氏、高橋氏)、菅野が2票(佐々木氏、鳥谷氏)という結果となり、1度目の投票で決着した。「僕も菅野と迷っていた」という宮本氏は「やっぱり(ノミネート回数が)4回というのは、なかなか過去にも少ないと思うんです。これだけゲームを決めた、活躍したというところで、やっぱりサトテルだなと思いました」と理由を説明。「(ノミネート)4回もですけど、その内容もいいですよね」と前田氏。菅野に投票した鳥谷氏も「佐藤選手とオースティン選手の3人で迷っていた」とのことだが、佐藤が選出された投票結果には納得の様子で笑顔を見せた。
■「本来のバッティングが戻ってきた」
ドラフト1位入団から大卒4年目のシーズンを過ごしている佐藤は、6月を終えた時点で打率.234、3本塁打21 打点と成績が低迷していたが、7月に月間打率.302、2本塁打、11打点と調子を上げると、この8月は打率.287、6本塁打、21打点をマークした。勝負に直結するバッティングが多く、8月4日のDeNA戦でダメ押し3ランを含む3安打3打点、同21日のヤクルト戦では先制タイムリー&2ラン、同23日の広島戦ではタイムリー2本、そして31日の巨人戦では逆転3ランと、計4試合でノミネートされた。前田氏が「ルーキーの時のようなバッティング」と評すれば、鳥谷氏も「ホームランが出るようになりましたし、佐藤選手が打って試合を決める試合が多くなった。やっと佐藤選手本来のバッティングが戻ってきた」と評価した。
今年の「月間JERAセ・リーグAWARD」は、3・4月度がヤフーレ(ヤクルト)、5月度は小園海斗(広島)、6・7月度は髙橋宏斗(中日)が選ばれており、今後もノミネート情報はセ・リーグ6球団の公式Xや特設サイトにて発信される。公開選考会を含めた「JERAセ・リーグ レジェンドLIVE」では、その他にもテーマに沿ったOBトークやファンからの質問コーナーが設けられ、今回は8月のセ・リーグ6球団の戦いぶりを振り返りながら、リーグ優勝、CS争いの行方を討論、予想して盛り上がりを見せた。次回は10月9日(水)、19時配信開始予定となっている。