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【輝きを放つ注目の男たち!マイナビオールスターゲーム2022】“令和の怪物”佐々木朗希が20 歳で初の夢舞台!「球速&奪三振」で伝説のピッチングを披露する!

 いよいよ“令和の怪物”が球宴舞台に姿を現す。高卒3年目の20歳、佐々木朗希。現在、日本球界を席巻している男が、自身初のオールスターで新たな伝説をつくる。

写真提供:共同通信社


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 2001年11月3日生まれ。岩手県陸前高田市出身。小学4年生時に大船渡市に移り、中学3年時には最速141キロを計測し、地元・大船渡高に進学。高校1年夏に147キロ、2年夏に154キロ、秋には157キロと球速を伸ばし、高校3年4月の高校日本代表候補合宿の紅白戦で163キロを計測した。大きな注目を集めた中で結果的に甲子園出場は叶わなかったが、2019年秋のドラフト会議で4球団(ロッテ、日本ハム、楽天、西武)から1位指名を受け、抽選の結果、千葉ロッテへ入団。背番号17が与えられた。

 プロ1年目は肉体強化に専念し、2年目の2021年の5月16日の西武戦(ZOZOマリン)で1軍デビュー。続く同27日の阪神戦(甲子園)でプロ初勝利をマークすると、同年は計11試合に先発して3勝2敗、防御率2.27の成績を残し、ポストシーズンではCSファーストステージ第1戦に先発して6回1失点、10奪三振の好投でチームの勝利に貢献した。そして迎えたプロ3年目の今季、6月末の時点で12試合に先発して6勝1敗、防御率1.56。勝率.857、114奪三振はともにリーグトップで、最多勝(リーグ2位)、最優秀防御率(同3位)のタイトル争いにも堂々と加わっている。

 圧巻だったのは、シーズン3度目の登板となった4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)だ。立ち上がりから160キロ台のストレートと140キロ台の高速フォークでバットにすら当てさせず、1回2死から5回まで13者連続奪三振の日本新記録を樹立。その後も球威は衰えず、史上16人目、1994年の槙原寛己(巨人)以来28年ぶりの完全試合を史上最年少で達成。1試合19奪三振の日本記録のおまけ付きという驚愕の内容。まさに伝説の「105球」だった。

 そして今年のファン投票では、パ・リーグの先発投手部門トップの30万4034票を集めて初選出。会見では「選んでいただいてすごく光栄ですし、まさか自分がという気持ちです」と笑顔を見せるとともに、「選んでいただいた方々にピッチングで感謝の気持ちを伝えて、その中で自分の持っているパフォーマンスを最大限発揮できるように頑張りたいと思っています」と意欲を見せた。

 注目したいのは「球速」と「奪三振数」。過去のオールスターでの球速の最速記録は、2021年にビエイラ(巨人)が投じた163キロ。佐々木が今季記録した自己最速164キロを再びマークすれば記録更新できる。「奪三振」では、1971年に江夏豊(当時阪神)が9者連続奪三振の離れ業を演じた。近年は先発投手が3イニングを投げることがなく、現実的に「9者連続」は難しいが、“令和の怪物”として2イニングでの「6者連続」ならば十分に可能性がある。

 3人兄弟の真ん中として生まれ、2011年の東日本大震災で父と祖父母を亡くした当時9歳だった少年は、20歳となり、プロ野球選手として多くの子どもたちに夢を与えられる存在となった。迎える初の球宴舞台で、どのようなピッチングを展開するのか。日本球界の現在と未来を背負う男が今夏、新たな夢、そして伝説を、ファンの前に提示してくれるはずだ。