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プロ野球

埼玉西武ライオンズ・森友哉選手、千葉ロッテマリーンズ・藤原恭大選手『スペシャルインタビュー後編』〜「ミスをしてしまった時は・・・」【PR】


東京オリンピックでの金メダル獲得や、ペナントレースから日本シリーズまで激闘が繰り広げられるなど2021年も大きな盛り上がりを見せたプロ野球界。2022年には野球伝来150年を迎え、次世代への取り組みも重要な要素となっていることは間違いない。

前回に引き続き、高校時代に甲子園春夏連覇を果たし多くのファンや子供たちに影響を与えてきた森友哉選手(西武)と藤原恭大選手(ロッテ)の「大阪桐蔭先輩・後輩コンビ」に、今回は次世代を担う子供たちから寄せられた質問に答えてもらうとともに、2022年への抱負も聞いた。

前編:埼玉西武ライオンズ森友哉選手、千葉ロッテマリーンズ藤原恭大選手インタビュー前編〜試合前に大切な準備と緊張

■「緊張を和らげるためには?」

今回は中学生の野球少年・少女から質問を募り「野球上達のヒント」にもなるよう両選手に答えてもらった。

――1つ目ですが、「緊張を和らげるためにどうしたらいいですか?」という質問です。先ほど「緊張はした方がいい」というお話もありましたね。

 はい。緊張を和らげる必要はないと思いますね。緊張にもいろんな種類があります。緊張してガチガチになって、体が思うように動かないような緊張はもちろん良くはありません。でも、ある程度の緊張はすごく大事だと思っています。その中で、ゆっくり深呼吸をして、「失敗したらどうしよう」と思うのではなく、自分が活躍するイメージを膨らませる。それができれば良い結果に繋がるのかなと思います。

藤原 僕も森さんと似ているのですが、緊張した方が良い結果が出ます。だから、緊張を和らげるというよりも、日常生活ではあまりない緊張する機会を楽しむ気持ちが大事だと思います。

――森選手はキャッチャーマスク越しに藤原選手を見て「力入っているなあ」とか思うことはありますか?

 藤原は良い方の緊張をしているイメージですね。しっかり試合に入り込めています。僕ら大阪桐蔭出身なので、高校時代から緊張感を持って練習してきたことが今に生きています。

★「ミスした後は?」「パワーをつけるには?」

――続いて2つ目の質問です。「ミスをした時の切り替え方、ミスした後に意識することを何ですか?」

 「守備でミスしたならば打撃で返せばいい」「打撃でミスをしたなら守備で活躍すればいい」と割り切るようにしています。野球やる上でミスはつきもので当たり前。言い方は悪いですけど「使った監督が悪い。監督のせいや」と思うくらい、割り切ってプレーしないとやっていけません。試合終わってから反省する必要はもちろんありますが、試合中に反省する必要はありません。まずはその次のプレーに集中して、勝ちにこだわることが大事です。

藤原 あんまりミスした後は考えないようにしています。ミスして「やってしまった」という顔をして、そこからはもう切り替えるようにしています。

――「やってしまった」という顔をすることが大事なんですね(笑)

藤原 そうですね(笑)。やっぱりしっかり顔に出して「やってしまった」「悔しがっているよ」というのを見せて、そこからは気にしないようにしています。

――続きまして「パワーをつけるために食事で注意していることがあれば教えてください」という質問です。

 小中学生のうちは、まず好きなものをたらふく食べることですね。体が大きくならないと打球も飛びませんから、まずはいっぱい食べて体を作ることが大事だと思います。

藤原 僕も食べたいのですが、昔からなかなかたくさん食べられないので、お腹が空かないようになるべくこまめに食べるようにしてきました。

――続いては森選手への質問です。「どうすれば遠くまで投げられるようになりますか?」。

 筋力とかももちろん大事なのですが、まずはしっかりインナーマッスルを鍛えて、怪我しない程度に数多く投げることだと思います。毎日、キャッチボールをする時になるべく「全力で遠くに投げる」ということを意識していれば勝手に肩は強くなると思います。

――続いては藤原選手への質問です。「どんな練習をすれば足は速くなりますか?」。

藤原 僕は(プロの中で)むちゃくちゃ速くはありませんが、小中学校時代は鬼ごっこなどの遊びでむちゃくちゃ走っていましたね。

■子供たちへのメッセージ

――どの質問にも真摯に答えていただきありがとうございました。では、次世代を担う子供たちへのメッセージをお願いいたします。

 プロ野球選手を目標にしている子供たちがたくさんいると思うのですが、まずは野球をしっかり楽しんで欲しいです。その楽しさを実感した後に努力ですね。人一倍野球が好きで、人一倍努力しないとプロ野球選手にはなれないと思います。だから、しっかり野球を好きになって、しっかり努力して、しっかりご飯を食べて、しっかり寝ていれば、プロ野球選手に絶対なれると思うので、ぜひ夢を叶えて欲しいです。

藤原 先を見据えることも大事ですが、まずは、目の前のやるべきことを一生懸命やることが一番だと思います。与えられた練習とそれ以外の時間でやるべきことをしっかりやれば、自ずと結果はついてくるのかと思います。

――最後に2022年に向けての抱負も最後にお願いします。

 毎年、日本一を目指してやっているのですが、2021年は最下位になってしまったので、その屈辱を晴らしたいです。あと藤原には2021年はよう打たれたので、しっかり抑えて、ロッテにも勝って日本一になりたいです(笑)

藤原 もうプロ4年目になるので結果を残さないといけません。「来年、結果を残せなかったら野球を辞める」というくらいの気持ちでやらないといけない勝負の年になります。

――相性の良い西武戦に向けてはいかがですか?

藤原 調子が悪い時でも1本ヒットが出たので、あの時はありがたかったですね。

 おいっ!(笑)

藤原 森さんがずっとインコースにばかり構えていたので、そこを狙っていました(笑)

 (笑)

――では、来年の活躍とともに、お二人の対戦も楽しみにしています(笑)。ありがとうございました!


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