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プロ野球

桑原が先頭打者弾&逆転満塁弾!横浜DeNAが今季初の貯金1

9回、逆転満塁本塁打を放ち(左から)倉本、山下、乙坂に迎えられるDeNA・桑原=東京ドーム【写真提供:共同通信社】


 横浜DeNAが6対4で読売巨人に勝利。今季初めて貯金1とした。

 先発のマウンドに上がったのは、読売巨人が今季6勝4敗、防御率2.95のマイコラス。一方の横浜DeNAは、同2勝3敗、防御率3.00の石田。試合開始直後の1回表、横浜DeNAの1番・桑原が6号となる先頭打者アーチで1点を先制。その後、相手のエラーによる得点で横浜DeNAが計2点を奪った。しかしその裏、読売巨人も石田の立ち上がりを攻める。2死1、2塁と得点圏にランナーを進めると、5番・村田にタイムリーが生まれ1点を返した。

 点の取り合いになるかと思われたが、2回以降は両先発が持ち味を活かして好投。緊迫した投手戦が再び動いたのは8回裏。読売巨人は、9番・中井、1番・長野の連打で石田をマウンドから引きずり下ろした。その後2死満塁となるが、村田が前進守備の外野の頭を抜く走者一掃のタイムリー2塁打を放ち、逆転に成功した。

 これで試合は決したかに思われた9回表。横浜DeNAは、読売巨人の守護神・カミネロを攻め2死ながら満塁に。ここで打席に入った桑原に、7号グランドスラムが飛び出し再逆転。その裏を守護神・山﨑康が締めてゲームセット。この日2本のアーチを放った桑原は「無我夢中で来た球を思い切って打つ、それだけでした」と、最後の満塁弾を振り返った。

 3連敗で借金10となった読売巨人は、自力Vが消滅。終盤、いい形で逆転をするもカミネロが大乱調だった。